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2004年8月11日

子猫とカラスの物語

何故かデジカメを忘れると、面白い出来事にぶつかる可能性が高くなる。
これは何の法則?

だから写真の無い、ある夏の日の話。

その一。
某弁天池付近にて、トラの子猫を発見。
日影から日なたに足を出しては
アスファルトの熱さに足をひっこめ、
またそっと地面についてはひっこめ。
どうやら小道の向こう側に渡りたいのだが、
熱い地面を歩く勇気が出ないらしい。
あまりにも可愛いのでしばし見学。
かなり困惑気味の子猫。
座って考え込む。
身体などをなめてみる。
再度試みる。
やはり熱さは変わりなし。
いきなり転がる(予測不能の行動パターン)。
そして突然、見られていたことに気が付く(目むいてるし)。
何事もなかったように建物の影に引っ込む子猫。
気がつけば、自分も頭は熱々、首筋に汗流れまくり。
情けないのはどちら?

そのニ
帰り道、緑道横で「かぁー」状態でくちばし開けたままのカラス。
小さめなので、まだ子供なのか。
壁にうつった丸い光を見ている。
ゆらゆら動くそれをくちばし開けたまま追うカラス。
近くで立ち話中のおっさんの腕時計がうつってるのだ。
カラス、さすがにそれには気が付かず、
「あー」っと口あけて相変わらず 光を追って走る、走る。
おそらく夢中になっているのだろう。
もちろんおっさんもカラスには気が付かず。
手ぶりで相手に何やら説明中。
激しく揺れる光。
飛び跳ねながら追うカラス。
なにやらものすごく楽しそう。
眺めている間、
開いたくちばしが閉じることはなかった。