ライブカメラの仕組み

ライブカメラの基本となる画像の自動キャプチャはこの世界(?)では有名らしいMuse Ishikawaさんの「ListCam」を使用させていただきました。
必要な機能がコンパクトに実装されているので大変使いやすいと思いました。ありがとうございます。
また、私はこの銀ちゃんカメラを始めるまでライブカメラというものにまったく疎かったのですが、ListCam作者のホームページの情報やリンクを辿って見ることのできるあちこちのライブカメラを見物して、ライブカメラの面白さを知ることができました。

カメラは近所に最近できたPCショップの特売で買った「iSee-I USB PC Camera(Ariston Technologies社製)」というUSB接続の35万画素のものです。
実はこれには少し細工がしてあって、家の初代デジタルカメラ、カシオQV-10用のワイドコンバージョンレンズ(吉田産業株式会社製)のねじのところにフィルムケースのふたを加工したアタッチメントを自作して取り付けてあります。
(フィルムケースの工作ってところが何とも素人です...)

これは普段じゃまにならないようにカメラを常設しつつ通常の鑑賞もできるようにカメラ位置と水槽の間の距離を短くするための苦肉の策です。
まぁ、画面は歪んでますけど(^_^; なんとか水槽全体を写し込むことができました。


それからこの銀ちゃんカメラはいろいろな事情からListCamの動作するWindowsマシンからリモートにあるWebサーバまでイメージファイルを10分毎のFTPでファイル転送しています。(sambaでWindowsと共有したLinuxのディスクからcronで送っています。)
始めはListCamの作者から提供されているDT_FTPを使おうと思ったのですが、私のところのパソコンと相性が悪いのか時々ハングアップしてしまい、残念ながら使用することはできませんでした。

なお、これ以外の銀ちゃんカメラ用機材(?)などは次のようなものです。
  • ライブカメラのキャプチャを行っているのはPentium200、Windows98SEのPCです。
    普段はPowerMac G3がメインマシンなのですが、ListCamを使うということでWindows環境で実現しています。
    ちなみにスケジューリングとファイル転送をやっているのはTurboLinuxです。
  • 一応銀ちゃんの住んでいる環境の紹介もしておきます。
    水槽は30(w)x20(d)x23(h)、12lのTetra社ガラス縁なし水槽(GB-30)です。
    フィルターはエーハイムの外部フィルタ(昔の2213)で、注水口の水勢を弱めるため外掛け式のフィルターに一端注水してから水槽に戻しています。(銀ちゃんは泳ぐのが下手くそで...)
    水温は一年中25度くらいをキープしようと思っています。
    熱帯魚飼育歴はかれこれ10年以上になるのですが、金魚歴は2ヶ月で、冬場の水温をどうしたらいいのかいまいちよく判りません。
    ちなみに夏場は、銀ちゃんのいる部屋には他にも大きい水槽があったり、座敷うさぎが昼寝をしていたりしていますんで、エアコンつけっぱなしになっていました。それでも撮影用(?)の蛍光灯のせいで温度が上がるため、水面にファンで風を当てエアレーションも少し強めにしていました。
金魚のはなし

子供の頃はたくさんの金魚を買って(すくって?)きては、たくさんの金魚にとって不幸な飼い方をしていたものだと思いますが、大人になって熱帯魚や水草レイアウトに魅せられてすっかり金魚のことを忘れていました。
それがこの夏偶然この”でめきん”に出会い、金魚を飼うことの楽しさを再発見しました。

金魚というのは熱帯魚(カラシンと水草みたいな世界?)などに比べるとずいぶん”大味”な気がしていたのですが、こうして飼ってみると人なつっこい感じは”魚”を越えていると思いました。
しかも(私は結構いい歳をしたおっちゃんなのですが)不覚にも銀ちゃんが大きな目玉を持て余しぎみにふりふりと泳ぐ姿を見て「かわいい!」などとうなってしまいました。
熱帯魚でも”オスカー”のように人になつくものもありますが、結構大きくなって大変になったりするわけで、魚を飼っていてどうも”コミュニケーション”という点で物足りないという方には金魚を飼うことをお勧めします。

ところで銀ちゃんですが、買った店では他の金魚に混じって一匹だけ無邪気に泳いでいるところを見つけました。
店では中国産の”銀出目金”と言われたのですが、帰ってきてから素性を調べるためにインターネットで”銀出目金”を検索したのですがまるで引っ掛かりませんでした。
で、急遽買ってきた金魚の飼育本(「金魚【飼い方・育て方】」白石光監修・写真)によると「パンダキンギョ」という中国産の銀と黒のチョウビ(尾びれがはばたく蝶のような金魚)系の金魚がどうやら銀ちゃんの正体らしいということがわかりました。
本には「一見出目金のようですが...」などと書いてありますが、これはどう見ても形的には出目金なわけで、金魚は奥が深いなどと思った次第です。(金魚も”コリドラス”みたいにややこしい雑種がたくさんいるのでしょうか?)

ともあれ、こうした魅力をお伝えするべくライブカメラを公開するに至ったわけですが、雰囲気は伝わったでしょうか?


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