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2005年7月13日

雨の日に

雨に濡れた石段。

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まだぐずついた天気の続く梅雨明け前。今年は涼しい日が多いので、雨でも思わずぶらっと歩きたくなります。お寺の石段。土ぼこりが洗い流されたせいか、さっぱりとして涼し気に見えます。庭園の石畳に打ち水をしたかのような石の明るさ。
こちらは墓地に続く階段。

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雨で薄暗く、でもあちらこちらで水が光り、いつもとは別の場所に降りていくような感じがして不思議でした。見慣れた景色が雨でこんなに変わるなんて。
墓地は、まるで人里離れた山寺の墓場のような静けさでした。

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雨に煙る眺めは、墓石も木も土も一体になって溶けあい、雨音と一緒になって取り囲んできます。雨ならではの気持ちよさを久々感じた時間でした。
しかし、地面は土なのでぬかるみを通り越して沼地と化し、雨が激しくとも蚊は負けずに飛んできます(防虫スプレーもなんのそのですよ)。長居はできませんでした。
今日は盆の送り火。ここも花に彩られ、雨ではなく線香が煙り、生きたに人間で賑わうのでしょうね。